プロポーザル部門 佳作
鈴木隆介 森友宏(2F5)
左から鈴木隆介氏,森友宏氏.
森の四角いサンルーム
都心に広がる森は,とても魅力的な空間になることが想像できたため,この場所にもともとあった「木」と「光」だけを使って,分煙空間をつくることにした.3〜5m四方で,樹木を四角く刈り込んで,木陰が広がる地面に四角く明るい場所をつくる.そこから見上げると,トップライトのように四角く刈り込まれた木の葉の穴から,空が見える.そこがたばこが吸える場所.明るさと,上空への開放性だけが,他の場所と違う.その周りは下枝の多い樹種とし,横からの風を和らげ,煙が広がらないようにしている.たばこが吸える空間が環境の中に違和感なく存在することが,たばこを吸う人,吸わない人が自然に共存できる環境になると考えている.