左から黒田美知子氏,三木真平氏.
緩やかにカーブする木の壁で,全体をおおらかに仕切りながら空間をつくっていくことを考えた.連続する壁が既存の柱や壁に寄り添ってできる隙間を,排気設備,風除設備として利用する.裏表が定まらず,閉じることのない境界面は,多様な風景を織り込みながら展開していく.たばこを吸う人も吸わない人もひと続きの風景に溶け込める,そんなパノラマ風景の提案となっている.
プロポーザル部門 最優秀賞 三木真平 黒田美知子