佳作 「家の際に刻む」
- 中島成隆 (慶應義塾大学大学院)
作品コンセプト
古い木造家屋は,多くの場合解体されてゴミになります.しかし,その家々を使っていた人達の思いや,風雨や雪に耐えてきた時間の痕跡がそこには残っています.そんな時間の思い出だけを取り出して, また新しくそこに思い出を刻んでいく.これは,家の外側に刻まれた古い記憶を内側に継承し,外側に新しい足跡を刻んでいく集合住宅の提案です.既存の木造家屋で作った型枠に対してコンクリートで山のボリュームを固め,全体の形が決定されます.路地空間に集まっていた人々は,山の表面にてコミュニケーションを取り合います.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 2点/賞金50万円(税込)
- 佳作 7点/賞金各10万円(税込)