主催:株式会社長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

新型コロナウイルスの感染が世界中を襲い,その対策として,各地で外を出歩くことや集まることに対する規制が行われました.その中で,デジタルツールによるコミュニケーションが急速に浸透し,在宅勤務や教育のオンライン化,ネットショッピングや友人とのリモート飲み会など,オンライン上でできることの可能性が広く共有されました.この経験は,これまでのオフィスや学校,店舗,住宅などの空間を見直し,また,通勤や出張といった移動の意味を考えるきっかけをもたらしました.
しかし,人のいないまちには魅力がないことや,実空間に含まれる雑音のような情報が、多くの経験の共有に活きていたことにも気づき,集まることの価値が再確認されました.ただ,以前の状況がすべてよいとは言えない,コロナ禍が過ぎても,同じ状況に戻ることはないのではないかと感じている人は多いでしょう.
そうした中,集合住宅はどうあるべきなのでしょうか.専有部がオンラインを通した仕事や教育の場として使われるということだけでなく,集合住宅全体が,オフィスや市場,学校,病院のような側面を持ち,まちのようでもあるような,これからの都市を変えていくさまざまな可能性が考えられるかもしれません.もちろん,単に集まればいいということではないかもしれません.集まって生きることの意味を冷静に問い,これからの価値観を見出すような集合住宅を提案してください.

敷地は東京都区内で利便性が高く,都心と郊外の中間のようなエリア.周辺には住宅やオフィス,商業,学校,公園,神社などの機能や歴史的アイコンが混在しています.そこに20戸の集合住宅を想定してください(敷地面積1,000㎡,容積率200%).今回も2段階で審査を行います.1次審査を通過した上位4案による公開の2次審査で最優秀賞を決定します.

 

 

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