プロポーザル部門 優秀賞
北村知佳子 木村奈央(KAJIMA DESIGN)
左から,木村氏,北村氏.
たばこを吸わない人と,吸う人が一緒にいるだけではなく,両者の間に気遣いや優しさが感じ合えるような分煙空間をつくりたいと考え,「たばこマド」を提案しました.木とガラスのダブルスキンの壁の内側(木側)にマドが無数にあいており,床下から送られる気流により,煙はマドからスキンの隙間に吸い込まれ上部に排気されます.また,風の誘引効果等を利用し,効率的に排気します.たばこを吸う人はこのマドの中から自分で好きなものを開けてたばこを吸います.マドは異なるサイズのテーブルとなり,多様な使い方に対応します.外側からはマドの開閉がファサードとなってカフェ内の様子が発信されます.たばこマドはコミュニケーションツールとなって人と人を繋ぐ分煙空間をつくります.