※応募登録の受け付けを終了しました。
76万戸の団地を有するUR都市機構。そのストックは老朽化等の課題がある一方、植栽等豊かな空間によって良好な環境となっています。それらのストックを現代社会に生かす方法を、このデザインコンペを通して考えていただきたいと思います。
たとえば、少子高齢化の進む社会の中で、高齢者の住みやすさと、子育てしやすい環境が両立するにはどうすればよいでしょうか。これまでの人口増加時代の単一機能の追求とは違った、多様性を受け入れる新しい関係性が求められるでしょう。
UR都市機構では、今回の計画地である東京都足立区の花畑団地において、上記の課題等の解消に向け、団地の一部の建て替え、生活利便施設の機能更新、現在の市場ニーズに合わせた既存の住宅ストックの改修など、団地全体の再生に取り組んでいます。今回は、その取り組みの一環として、住棟改修等による団地の新しい住まい方の提案を求めるものです。それは団地の新しいプロトタイプとなるものなのかもしれません。
住み慣れた高齢者や、豊かな環境や機能を目指して移り住む高齢者、子育てのしやすさから増加するファミリーなどの多様な生活や活動など「団地での新しい生活シーン」を構築するために、既存団地の1棟を改修してください。
最優秀案はそれをもとに改修されます。既存の団地を生かし、事業性も含めて現実につくることを想定し、応募してください。
コンペ対象建築(改修の提案)
花畑団地27号棟(東京都足立区)
*最優秀案をもとに実際の住棟が改修されます。
*対象建築周囲の団地は居住中ですので、見学する場合は外観のみで、お静かに願います。