新建築2024年4月別冊「時をつむぐ　竹中工務店のレガシーデザイン」を4月30日に発売いたします。

竹中工務店は1610年に神社仏閣の造営を業として創業し、明治以降は西洋から導入された近代の様式建築を手がけ、その技を磨いてきた。高度成長期をすぎると、近代の様式建築は明治から昭和初期の歴史文化を現代に伝える貴重な歴史遺産（レガシー）として広く認識されるようになり、その保存・活用プロジェクトに積極的に取り組んできた。伝統木造では、新たな造営に加え、免震・制振ほか多様な先端技術を導入した改修プロジェクトが増えている。直近では、歴史的建築の保存・活用を通じて新しい価値を提供する「レガシー活用事業」の創出をはじめ、竹中工務店が事業主体となった地域・社会への貢献活動にも力を入れている。
レガシーを活かしながら未来を描く「時をつむぐ」営みは、デザインの可能性を拡張して多様な価値を生み出し、持続可能な社会の実現につながるものと考える。

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