アイデア部門 佳作（３点）
吉田敦 山本容彰（以上2名，法政大学大学院）
- 古谷
- 分煙のいちばん基本的なことですが，煙がどちらに流れているかをきちんと見分けることができるようにしている案です．簡単には見えない気流を可視するアイデアは今までにも出てきていますが，この案が他のものと違うのは風見灰皿と名付けられた灰皿自体が気流を可視化していることです．技術的にできるのかは分かりませんが，風向計に灰皿が付いたようなものですから，可能ではないでしょうか．ただし，ベンチの置き方などに意識がいかなかったことが残念なところですね．
- 西沢
- ベンチだけでなくて，風見灰皿自体についても，もうちょっとまばらにするとか，設置する場所のアイデアがあったほうがよかったと思います．
姚敏峰（東京大学） 許偉深（工学院大学大学院）
黄英露（千葉大学大学院）
- 古谷
- 煙を下に引っ張るアイデアはあまりなかったので，それは評価できますね．ただ，この敷地だからこそできるという提案があってもよかったと思います．ここは緑道の下に暗渠があるので，そこに煙を引き込んで処理するといったような提案があったら，もっと面白かったと思います．
- 佐藤
- このサイズで実際に気流をつくり出すのは，かなり大変だと思います．ここまで大きなものでなくてもよいのではないでしょうか．でも，実現性はともかく，トルネードで引っ張り込むアイデアは面白いと思います．どのくらいの数を敷地全体に置くかについては書かれていないのが残念ですね．
渡邊智子（大分大学大学院）
- 妹島
- この敷地だけでなくて駅などでも使えそうですね．待ち合わせの目印や休憩場所になるし，情報も得られる．場所によってアレンジすることができそうで，発展性も感じられます．
- 妹島
- スポンサーが付きそうですよね．
- 西沢
- 灰皿の分散を少ない投資額で実現できる案だと思います．お店のサインボードや告知などにも使えますし，実際に使うとなると，もっといろんなアイデアが生まれてくるように思いました．