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新建築2024年11月別冊 清水建設220周年 温故創新の森 NOVAREとその目指す社会

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新建築2024年11月別冊

3,850 税込

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商品コード: 112411 カテゴリー:

日本語 + 英語/224頁/221x297mm/A4変型/平綴じ

紙版

Content

巻頭対談
超建設のマインドセット──建設業におけるイノベーションと未来への挑戦
野中郁次郎(一橋大学名誉教授)×井上和幸(清水建設 取締役社長)

記事
建設を原点から再認識するために 
牧住敏幸(清水建設 設計本部プロジェクト設計部3部部長、NOVAREプランニングオフィス コンダクター、ビジネスイノベーション室(BIU)リードイノベーター)

1章 創造の大地─創造の基盤整備─

座談会
ヘンリー・チェスブロウ氏に聞く、NOVAREが実現するオープンイノベーションとは
ヘンリー・チェスブロウ(カリフォルニア大学バークレイ校教授)×牧住敏幸(清水建設 設計本部プロジェクト設計部3部部長、NOVAREプランニングオフィス コンダクター、ビジネスイノベーション室(BIU)リードイノベーター)×小林央和(同プロジェクト設計部3部)×稲葉秀行(同プロジェクト設計部3部)×金馬貴之(同プロジェクト設計部3部)

記事
既存事業と新規領域でイノベーションを促進させるDDRSプロセス 
モヒ・アメッド(清水建設執行役員 ビジネスイノベーション室長)

コラム
隠岐の島町との連携の具体例 
川口正人(清水建設 ビジネスイノベーション室(BIU))

コラム
ベンチャービジネスユニット(VBU)の取り組み 
田地陽一(清水建設NOVAREプランニングオフィスベンチャー、ビジネスユニットジェネラルコンダクター)

コラム
10年後を見据えた技術拠点のLab 
名知博司(清水建設技術研究所副所長)

コラム
個に対応していく次世代の照明 
岩井達弥(Lumimedia lab)

インタビュー
ありたい姿から価値を創出──NOVAREにおけるDXへの姿勢 
及川洋光(清水建設NOVARE DXエバンジェリスト)

コラム
自らの変容を恐れないために 
二瓶雄太(一般社団法人ASIBA代表理事)

Why→How→What
社会が求めていることに応える→Discover、Define、Refine、Scaleを連環させる→イノベーションプロセス(DDRS)を空間化
本質的なニーズを見つける パートナーと共に気づきを得る→集中の場と交流の場を用意する→超建設で挑戦するビジネスイノベーション室(BIU)
見つけた課題や可能性を明確にする→多様な視点で個人の創造を超える→イノベーション志向の企業風土の醸成/さまざまな活動を受け入れるオフィスレイアウト
自由な創造性を引き出す→自分ごととして行動できる状況をつくる ユーザーの働きかけを促す余白→更新可能なBox in Box/フレキシブルな活動を支える構造
失敗を許容し成功に導く→多くの検証を迅速に重ねていく→小規模な実証の場をつくる→多様な用途に対応できる空間/次世代の技術を共創する研究施設
働く可能性を最大限引き出す→個人と集団が共存するオフィス→ノーアドレスの環境/快適さを支えるグリーンと自然換気
建物が人のパートナーになる→DXで建築と人を「対話」させる→情報網による細やかな制御/ピクセルフローによる満足度と省エネルギーの両立
社会と共に成長する→社会へ発信し、新たな課題の種を獲得する→双方向のコミュニケーションを生むフォーラム

2章 継承の木々─ものづくりの経験や知の継承─

コラム
古写真を基に復元した初代清水喜助のものづくり 
福本敦子(清水建設設計本部集合住宅・社寺設計部主席設計長)

記事
清水建設の近代化の道程──NOVARE Archives展示より 
坂井和秀(清水建設設計本部副本部長、NOVAREコンダクター(Archives))

コラム
実体験と技術への深い理解で成長できる場所 
浜田晃司(清水建設NOVARE Academy塾長)

コラム
原理原則を理解し、最新技術を活用することで進化する建設現場 
永田正道(当時、清水建設建築第三部 潮見プロジェクト建設所長)

コラム
最先端加工機械と木工職人による伝統技術の融合で広がる木の意匠 
和田昌樹(清水建設建築総本部東京木工場工場長)

コラム
木質デジタルファブリケーションがつくる未来 
中島忠大(清水建設生産技術本部)

コラム
組織で取り組む清水建設のコンピュテーショナルデザイン 
重村珠穂(アルゴリズムデザインラボ代表取締役)

コラム
ラクツム(LACTM)の開発 
小倉大季(清水建設技術研究所)

対談
歴史から未来へ、NOVAREが示すもの
藤森照信(東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長)×大西正修(清水建設副社長執行役員、NOVARE エグゼクティブコンダクター)

Why→How→What
進取の精神を育む→実物で価値を伝える→二代清水喜助による現存する唯一の建築/部材を起点にした再築と復元/江東区有形文化財として価値を共有する
先人の挑戦を未来に繋げる→ものづくりの原点を見つめ直す→先人のイノベーションから学ぶ/清水建設と建設業の歴史を振り返る/歴史的資料を保護する構造計画
ものづくりを継続する→人を育てる現場をつくる→短期間で現場を経験する実大モックアップ/ものづくりを伝えるファサード/時代に合わせて更新するためのディテール/現場への没入感を高めるインテリア
原理原則から考える力を養う→五感を駆使して技術を習得する→社員のレベルに応じたリアル・デジタル研修
建設の未来を見据える→これからの建設現場のスタンダードをつくる→デジタル技術を用いた省人化施工/サイクル工程で実現する施工の効率化
棟梁の精神を継承する→伝統技術を実践する→高い木工技術と良質な木材を活用
固定観念に囚われずデザインする→デジタルファブリケーションを活用する→職人技とデジタル技術の融合
人の想像を超えたデザインを生む→デザインにデジタルを取り入れる→AI技術を活用したファサードデザイン/同時に複数のパラメータを検証する
ものづくりの制限を減らす→3Dプリンタで建設を変える→3Dプリンタの効果を最大化する/3Dプリンタを社会システムの中で機能させる

3章 交流の風と水─社会との価値の共有─

コラム
時代を映す家と庭 
宮城俊作(設計組織プレイスメディア)

コラム
建築廃材から生まれるストーリー 
木上奈都子(KiNaKo)

コラム
最適化されたサインデザイン 
大内かよ(OKデザイン室)

座談会
清水建設若手社員が考えるNOVAREの現在地、その先に描く未来
稲葉秀行(清水建設設計本部プロジェクト設計部3部)×笠原万澄(清水建設NOVAREベンチャービジネスユニット)×金馬貴之(清水建設設計本部プロジェクト設計部3部)×重盛洸(清水建設設計本部設備設計部2部)×巣山栞(清水建設 NOVAREプランニングオフィスプロモーションユニット)×本間裕聡(清水建設 NOVAREイノベーションセンター)

Why→How→What
建設から実現する脱炭素社会→まち全体をゼロ・エネルギー化する→ZESに向けて建物同士をネットワークさせる/ネツノワによる熱エネルギー利用の最適化/変換・配電時のロスを減らす直流マイクログリッド/水素吸蔵合金を使い水素を都市間融通させるHydro Q-BiC TriCE
自然共生社会を実現する→土地の特性を踏まえた資源の保全と活用を行う→自治体と協働し生物多様性を図るランドスケープ・環境保全と文化財保護のための雨水循環
文化の多様性を維持する→木造の弱点を最新技術で克服する→AIを用いた放水システム慈雨
サステナブルな社会をつくる→廃棄物に新しい価値を見出す→廃材の再資源化とアップサイクル/アップサイクルで新たな環境をつくる
建設後を建設する→まち・都市・地球環境に着目する→社会との接点となる場をつくる/次世代へ向けたサインを各所に施す/持続的にまちと関わる

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