a+u 2016年5月臨時増刊 Beginning with the House／ 初期住宅作品からはじまる建築家65組のヴィジョン Beginning with the House

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本書は、世界で活躍する現代建築家65組の活動初期に発表された住宅作品を、2つのQ&Aとともに辿ります。Q1. どんなヴィジョンをもって、この住宅を設計しましたか?Q2. そのヴィジョンは、時の経過とともにどのように変化しましたか?住宅は、特に若い建築家たちにとって、実物をつくり上げ、自身の建築観を表明する絶好のスタート地点です。本書に収録した住宅は完全なる処女作も独立してから数作品目のものも含みますが、建築家たちが新鮮な建築観を実体化できるその時に、どのように自身の周囲を見つめて、都市や文化や歴史と住まいを繋げようとしたのか、そして時を経てスケールの大きな建築も手掛けるようになった今、そのスタート地点がどのように見えているのか、その2つの観点から住宅作品を辿りました。また収録作品が発表された時代には約60年間の幅があり、作品を辿っていくと建築家たちのスタート地点とともに、これらの住宅が人々に新鮮な驚きを与えた時代の姿も見えてきます。それぞれの建築家が見つめてきた世界は、約60年の間に確実に変化しています。けれども変化していないのは、住宅という小さな場所をきっかけに生活への喜びを喚起し社会と接続する建築へのヴィジョンを示そうと、若い建築家たちが全力投球する姿勢です。そのひたむきなエネルギーは住宅がもつ大きな可能性を感じさせてくれます。

The special issue features the the very first houses designed by 65world-renowned contemporary architects. Through the two questionswe asked to each of the architects, we explore their visions onarchitecture and the era that these houses were built.Q1. What kind of vision did you have for this house?Q2. How did this vision evolve over the years?Houses are good starting points, in particular for young architects, to create their works in the real world and express their view of architecture. Houses in this book include both the exact fist works and one of earlier works in their career. We would like to introduce how architects tried to connect urban, cultural, or historical contexts to houses when they are to realize their fresh view of architecture. In addition, after some years, they are now handling large-scale architecture as well, and the other focus of this book is on how they look back at their starting points.The included works have a time range of about 60 years and the world which each architect witnessed has surely changed. However, nothing has changed in their attitude of struggling with design in order to evoke the joy of living with a small place, houses. It would be great if you could feel such energies from this book.

サナクセンアホ・アーキテクツ(マッティ・サナクセンアホによる設計)
エンプティ・スペース
フィンランド、サーリヤルヴィ 1993(竣工時: 27歳)

Sanaksenaho Architects (Design by Matti Sanaksenaho)
The Empty Space
Saarijärvi, Finland 1993 (Age at the time of completion: 27 years old)

Beginning with the House 初期住宅作品からはじまる建築家65組のヴィジョン

アルヴァロ・シザ・ヴィエイラマトズィニョシュの4つの家ノーマン・フォスタークリーク・ヴィーン・ハウスパウロ・メンデス・ダ・ローシャメンデス・ダ・ローシャ邸ラファエル・モネオゴメス・アセボ邸リチャード・ロジャースロジャース・ハウスジャン・ヌーヴェルメゾン・デルビゴットグレン・マーカットマリー・ショート・ハウス/グレン・マーカット・ハウスヘルツォーグ・アンド・ド・ムロンブルー・ハウスピーター・マークリトゥルーバッハ=アズモースの2棟の住宅ファン・ナヴァロ・バルデヴェーグ雨の家カルロス・ヒメネスヒメネス自邸とスタジオアルベルト・カンポ・バエザトゥレガノ邸レム・コールハースヴィラ・ダラヴァスティーヴン・ホールストレット・ハウスヴァレリオ・オルジアティクッヒャー邸イェンセン・アンド・スコドヴィンヴィラ・ヴォルムダール・ハウグディラー・スコフィディオ+レンフロスロー・ハウスカール・ヴィゴ・ホルムバック書斎、煉瓦造の円筒型の納屋と作業場サヴィエール・デ・ゲイテルアントワープ近郊の家ロブレヒト・エン・ダーム・アルキテクテンMysハウスの改修ボレス+ウィルソンドゥブ邸の改築ラカトン・アンド・ヴァッサルラタピ邸サナクセンアホ・アーキテクツエンプティ・スペースシム・サトクリフ・アーキテクツレーンウェイ・ハウスギゴン/ゴヤー医者家族のための住宅カルソ・セント・ジョンリンカンシャー州の住宅ディビッド・チッパーフィールドドイツの住宅オードネル+トゥミハドソン・ハウスRCR アランダ・ピジェム・ヴィラルタ・アーキテクツカーサ・ミラドーデイヴィッド・アジャイエレクトラ・ハウススミルハン・ラディック炭焼き小屋の増築MVRDVボルネオ・ハウス(第12区画/第18区画)ヒルト・アンド・Kアグストールの住宅ショーン・ゴッドセル未来の小屋ハン・トゥメルテキンB2ハウストニー・フレットンレッド・ハウスクリスト・アンド・ガンテンバインスタジオ・ハウスオルソン・クンディグデルタ・シェルターアトリエFCJZ(非常建築)スプリット・ハウスリカルド・バック・ゴードンボリケイメの家マニュエル・アイレス・マテウス/フランシスコ・アイレス・マテウスアゼイタォンの住宅マス・スタディズピクセル・ハウスサージソン・ベイツ・アーキテクツスタジオ・ハウスグルジット・シン・マタローボールの家エレメンタルキンタ・モンロイの集合住宅ジョアン・メンデス・リベイロ干し草倉庫の改修ペソ・フォン・エルリッヒスハウゼンポリ・ハウスハビエール・コルバランカーサ・スルビ 1ブルックス・アンド・スカルパソーラー・アンブレラパウロ・ダヴィッドカーサ・フンシャル5、カーサ・フンシャル6クリスチャン・ケレツ壁一枚の家オフィス・ケルステン・ゲールス・ダヴィッド・ファン・セーヴェレンサマー・ハウスタチアナ・ビルバオユニヴァース・ハウスセルガスカーノシリコン・ハウスアンドレス・ハケタッパー・ホームアダモ・ファイデンラゴ・ハウスソラーノ・ベニーテスカサ・アブアンジェロ・ブッチウバトゥバの住宅エルディング・オスカーソンランズクルーナのタウンハウスアンドラ・マティンAMハウスアンサンブル・スタジオトリュフアーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユーハウス・ロト・エレン・ベルグパスカル・フラマーバルシュタールの家フェイク・インダストリーズ・アーキテクチュラル・アゴニズム+aixoplucOEハウス

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