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新建築2022年4月別冊 コミュニティ・ディベロップメントの実践 「これから」を考える場づくりの手法

コミュニティデベロップメントの実践-表紙_2204

新建築2022年4月別冊

2,640 税込

在庫あり

商品コード: 112204 カテゴリー:

日本語/128頁/221x297mm/A4変型/平綴じ

紙版

Content

人びとが集まること,コミュニケーションのかたちは,新型コロナウイルス感染症の世界的流行もあり,いま抜本的に見直されアップデートされています.本誌は,場をつくること,交流することの意味を改めて考え,これからの時代における場のあり方を提案するものです.
築90年を超える邸宅の運営から,エリアマネジメント,オンラインを活用した取り組みまで,東邦レオ・NI-WAは,各地域や拠点で,企業,建築家,専門家たちとの協働を通して,場所の文脈や社会のニーズを包括的に捉えた幅広い領域のプロジェクトを手がけてきました.数々のコラボレーションによって培われてきた,分野横断的なコミュニケーションのための場づくり(コミュニティ・ディベロップメント)の実践は,これからの社会のありようを考えていくものでもあります.本誌では各プロジェクトの紹介と共に,コラボレーターへのインタビューを通じて,人が主体となる場をつくり出す手法を伝えます.

1 新しい繋がり方の提案

Collaborator Interview No.1
人・コミュニティから場を構築する手法
──ひとりひとりの豊かさを生む繋がり方,

仕組み,空間の実装へ
隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所)×
齋藤精一(パノラマティクス主宰)×
吉川稔(東邦レオ・NI-WA代表取締役社長)

これからの暮らしや働き方を模索し新しい枠組みを追求する
地球OS書き換えプロジェクト

Collaborator Interview No.2
バーチャル・リアリティと
ヒューマンリソースの融合が拓く未来

廣瀬通孝(東京大学名誉教授)

Collaborator Interview No.3
ウェルネスの観点から検証する新たな働き方
伊香賀俊治(慶應義塾大学教授)

Collaborator Interview No.4
エネルギーから考える
豊かさとコミュニティの再構築

馬郡文平(東京大学特任准教授)

ハコから開放され,街と繋がる「再開発」の手法を探る
西田ビルプロジェクト

中津の街を取り込み,“建築の醍醐味”を取り戻す改修へ 
隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所)

Collaborator Interview No.5
企業が地域と共に歩む意味
西田吉宏(西田工業代表取締役社長)

地域の緩やかな集いを促すオフィスビル下の屋外スペース
ハイパー縁側

Collaborator Interview No.6
「遊び,働き,暮らす」が
渾然一体なことの心地よさ

花咲典之(中津地域町会長)×坂本秀和(中津リバリュープロジェクト)×
ユ・ジェソン(ワーキング・ビー)×廣瀬大輔(Laugh Out Nakatsu CCO)

Collaborator Interview No.7
中津の街を取り込んだ,
人を繋ぐ縁側のデザイン

當間一弘(GURI)

ホップ栽培で,さまざまな地域と人がグローカルに繋がる
ホップ栽培とクラフトビール

Collaborator Interview No.8
ホップ栽培による交流が示唆する
今後あるべき社会の姿

山田摩利子(うめらく)×甲斐健(交野おりひめ大学)×
関根拓(キリンビール)

2 kudan houseの試み

都心の歴史的建造物を継承して人びとを繋ぐ場として利活用する
kudan house

Collaborator Interview No.9
歴史的建築を保存しながら
新たな事業を生み出す

金山明煥(東急 執行役員)×
鍵野壮宏(竹中工務店 開発計画本部・経営企画室)

Collaborator Interview No.10
ラグジュアリー・ブランドが求める場
ノルベール・ルレ
(LVMH モエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン代表取締役社長)

Collaborator Interview No.11
kudan houseの運営を通して
東邦レオ・NI-WAの理念を体現する

髙山尋未(NI-WA)

「古くて新しい建築」を通して庭の魅力を発信する
木陰雲

時間に溶け込む真っ黒の構造体
石上純也(石上純也建築設計事務所)

リアルとバーチャルを併用したオンライン型アートイベント
つくらない都市計画

つくらない都市計画
──曖昧さと偶発性を残し,固定化させない 

横張真(東京大学大学院教授)

Collaborator Interview No.12
アートがもたらす
新しい都市とコミュニケーションのかたち

吉井仁実(清春芸術村 理事長)

3 働く場を再編する

Collaborator Interview No.13
社会実験の“揺さぶり”で
有楽町の街と働き方を変える

井上成(三菱地所)×馬場正尊(OpenA)

未来の都市の姿を求めて「人が中心」を探求する実験場
有楽町エリア「屋外民地空間」
有効活用プロジェクト

地域とワーカーへ貢献する,緑と賑わいのあるオフィスビルへ改修
青山ビルヂング

Collaborator Interview No.14
事業主として求めた
ビルと地域の価値を向上させる

外部空間
木村宜正(ベントール・グリーンオーク)

Collaborator Interview No.15
オフィスであることに捉われない,
青山にふさわしいデザインを求めて

レイチェル・ラターマン(ローマン&ウィリアムズ)

マルチテナント化に伴うワーカーの交流を図る取り組み
NBF品川タワー

Collaborator Interview No.16
交流を促す設えやイベントによって
オフィスで働く価値を提案する

中村一誠(NBFオフィスマネジメント

4 地域の課題を解きほぐす

SNSで来訪者が急増した地で,地域住民と観光客を緩やかに繋げる
父母ヶ浜指定管理事業

父母ヶ浜芸術祭の可能性
吉井仁実(清春芸術村 理事長)

Collaborator Interview No.17
Park-PFI を通じて民間の知恵を取り入れ,
地域住民・企業の活動を後押しする

山下昭史(香川県三豊市長)

Collaborator Interview No.18
SNSで突然人気が出た小さなまちを
ずっと元気にしていくために

藤田一仁(ちちぶの会会長)×石井紫(三豊市観光交流局)×
今川宗一郎(地元企業指定管理者)

既存住棟を生活利便施設へ改修し,団地に活気を取り戻す
さとづくり48プロジェクト

Collaborator Interview No.19
団地の1 棟を生活利便施設へ,
官民協働で目指す日の里の活性化

内田忠治(宗像市)×得丸史郎(UR都市機構 九州支社)×
今長谷大助(西部ガス)