新建築住宅特集 2004年12月別冊 木造住宅が変わるSE構法の可能性
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「SE構法」は,阪神・淡路大震災での木造建築の被害を憂慮した構造家の播繁氏の提案に端を発し,集成材と接合金物を使用した「木骨構造」として開発されました.株式会社エヌ・シー・エヌが,部材の供給から構造計算までを一括して行っており,現在では年間1,000棟を超える施工実績があります.1998年に7人の建築家が参加して行われたSE構法の新しい提案「SELL HOUSE展」以降,設計自由度の高いこの構法は多くの建築家に採用され,数々の作品が生み出されてきました.この特集号では,さまざまな角度からこの 構法を掘り下げることで,関心の高い設計者の方々の参考になればと考えております.
目次鼎談「SE構法の可能性」 播繁×古谷誠章×田鎖郁男インタビュー「内田祥哉氏に聞く──木造構法の在り方」論文「箱の家シリーズとSE構法」 難波和彦論文「今,木骨住宅がおもしろい」 播繁レポート「SE構法見聞録──東小岩の家」 趙海光インテリアの提案「tsubobeya project」 小泉誠 文: 長町美和子プロジェクト「FREE ROOMED HOUSE」 内海智行記事「SE構法解説」 伊東洋路SE構法登録施工店一覧プロフィル作品深沢の家元倉眞琴+スタジオ建築計画チュウクウ城戸崎和佐建築設計事務所東小岩の家田辺芳生/PRIMEMusée 南洲中村好文高柳の家竹原 義二/無有建築工房末広の家戸田輝彦/アーキテック箱の家33[佐藤邸]難波和彦+界工作舎箱の家34[中村邸]難波和彦+界工作舎箱の家49[T邸]難波和彦+界工作舎ヨール・ハウス二世松原忠策M ・RESIDENCE鈴木エドワード建築設計事務所パラレル住居・オークヒルズ建売計画横河健/横河設計工房武蔵市立0123はらっぱ横河健/横河設計工房蓼科のチャペル宮島淳之/東急不動産+植田崇郎・植田治美/植田建築計画事務所吹田市立千里山・佐井寺図書館INA新建築研究所