JA 118, Winter 2020 危機がデザインする都市
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Place+Urbanismシリーズの第2弾となるja118号は、都市の危機について考える「City : Designed by Crisis 危機がデザインする都市」を発行いたします。
今、COVID-19のパンデミックによって、まさに危機に直面している世界の都市は、これからどのように変わるのでしょうか?
世界の都市はこれまでも、さまざまな危機に直面してきました。しかし、危機をきっかけに変化を遂げ、現在も魅力的であり続けています。
都市がこれまで経験してきた危機を振り返り、これからの都市について考える手がかりとなる17の都市を紹介します。
前書き:危機がデザインする都市
岸井隆幸
鼎談:危機と都市
吉村有司×中島直人×黒瀬武史
エッセイ:感染症から都市の危機を見る
初田香成
プロジェクト
1755 – 1930′
建築計画と都市計画で地震と火災に備えるリスボン
(リスボン、ポルトガル)
パリ大改造で公衆衛生を改善する
(パリ、フランス)
バルセロナの都市を拡張する
(バルセロナ、スペイン)
環境悪化のロンドンから郊外の田園都市レッチワースへ
(レッチワース、イギリス)
歩車分離によって安全に車と共存するラドバーン
(ラドバーン、アメリカ)
ニューディール政策としてグリーンベルトシティをつくり経済不況を乗り越える
(グリーンベルト、アメリカ)
関東大震災から東京を復興させる
(東京、日本)
1960′-
民間の力でブライアントパークを改善する
(ニューヨーク、アメリカ)
ベルリンの壁で失われた中心地を取り戻す
(ベルリン、ドイツ)
治水計画と越谷レイクタウンの宅地開発を一緒に行う
(越谷、日本)
公共交通と歩行者空間がバンコクの交通渋滞と大気汚染を改善する
(バンコク、タイ)
スラムと市街地を繋いで社会的な場を創出し、メデジンの治安を改善する
(メデジン、コロンビア)
水害からニューオーリンズの文化と人を守る
(ニューオーリンズ、アメリカ)
大地震と津波で被災した鵜住居を再建する
(釜石、日本)
潮位上昇と水害に事前に備えるマンハッタン
(ニューヨーク、アメリカ)
自己-都市化するカクマ難民キャンプ
(カクマ難民キャンプ、ケニヤ)
行政窓口の代わりに電子政府サービスを提供するエストニア
(エストニア)
企業のレジリエンスへの取り組み
梓設計
日建設計
日本設計
三菱地所設計
大林組
鹿島建設
大成建設
三菱地所