a+u 2007年12月号 最新プロジェクト + 2007年アガ・カーン建築賞 Recent Projects + 2007 Aga Khan Award for Architecture
Content
特集1: 最新プロジェクト
特集2: 2007年アガ・カーン建築賞
表紙: ホセ・ルイス・マテオ設計、ドイツ連邦銀行新本社屋。 撮影: ヤン・ビッター。
カレンツ:
F.C.バルセロナ・スタジアムをフォスター・アンド・パートナーズが改築
アシンプトートがマレーシアに超高層ビルを設計
エリック・ファン・エゲラートが黒海に浮かぶ群島計画を発表
レポート: 第19回高松宮殿下記念世界文化賞──ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン
レポート: チェルサイエ──セラミック・タイルとバスルーム関連商品の国際見本市
特集1: 最新プロジェクト
オラファー・エリアソン+シェティル・トールセン
サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン 2007
ホセ・ルイス・マテオ
ドイツ連邦銀行新本社屋
UNスタジオ・ファン・ベルケル・アンド・ボス
ヴィラNM
FAM
スペイン3月11日テロ犠牲者追悼記念館
ドミニク・スティーヴンス
ミメティック・ハウス(擬態の家)
イェンセン・アンド・スコドヴィン
新シトー会修道院
J・メイヤー・H・アーキテクツ
ダンフォス・ユニヴァース
マッシモ・クルツィ
草花栽培家の家
LIN、フィン・ゲイペル+ジュリア・アンディ
アルヴェオール14、サンナゼール潜水艦基地の改造
SeARCH
タワー・パワー
SeARCH・アンド・クリスティアン・ミュラー・アーキテクツ
穴蔵
特集2: 2007年アガ・カーン建築賞
アガ・カーン建築賞はイスラム社会の要求と要望に見事にこたえた建物を評価し、奨励するため、アガ・カーン殿下により1977年に創立された。この賞は現代的なデザインや社会的な住宅、コミュニティの改善と発展、史跡保存活動、再生と地域保存だけでなくランドスケープ・デザインと環境改善までをも含めたイスラム文化が根差した、すべての地域において優れた建築を奨励するものである。3年に1度発表されるこの賞は今年で創立30周年、10回目を迎えた。審査総評(抜粋)2007年の審査員は、今日のイスラム社会の生活文化において、いかに建築や環境構造がその多種多様性を示しているかということを知った。我々のとり組みは、建築とは、一方で満足感や建物、住宅の性能を象徴するものであり、また他方で壁や村の境界、国境の補修活動における自由な協力関係や世界的な要望を象徴するものであるという複雑な関係性を評価するものであった。343作品のノミネートから、現地調査するために27作品を選考し、さらにこの中から9作品を受賞作品に選んだ。共通のテーマによる作品や、絶対的な質の優劣を評価するということよりも、我々は我々に訴えかけてくるものとして、「文化的信念」という概念を提案した。「イスラム社会/イスラムの本質」「修復、保存そして同時代性」そして「規模と多様性」などが今回、この賞への期待をいい換えた「文化的信念」である。
エッセイ: アガ・カーン建築賞: 混じり合う境界
ブリジット・シム
インタヴュー: アガ・カーン建築賞の意義
槇文彦
ディック・ファン・ガメレン・アンド・ビヤルヌ・マステンブルック
在エチオピア・オランダ大使館
アンナ・ヘーリンガー・アンド・アイケ・ロスワグ
ルドラプールの学校
ドイツ政府開発援助組織技術局とイエメン歴史地区保存組織
シバーム市街の修復
サミール・カッシール広場
中央市場
ペトロナス工科大学
アミリヤ・コンプレックスの改修
モールメイン・ライズ住居タワー
城壁都市の修復
書評: 『VOLUME 12: Al Manakh』Rem Koolhaas, Mitra Khoubrou, Ole Bouman 編