a+u 2024年5月号 特集: マンタイ・クラ 事実と架空の建築 Feature: Manthey Kula Facts and Fictions
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『a+u』5月号はマンタイ・クラを特集する。ノルウェーを拠点とする事務所はベアテ・ホルムバックとペール・タムセンによって2004年に設立された。本特集には13の建物と5つの紙上建築を掲載した。マンタイ・クラの建物は敷地や与えられたプログラムに向き合い、ものづくりに真摯に向き合った結果であり、マンタイ・クラのペーパー・アーキテクチュアは他人のみた夢や、文学に描かれた女性たちや、想像上の法廷など、自他によって紡がれた物語を契機とし、物語とかたちの関係を探求する。マンタイ・クラの建築は物語、ものづくり、そしてもののつくられ方を礎とし、素材や言葉や図面などを用いて我々の現実に構築されている。建築のあり方や価値観が多様化し、海と孤島だけが残されたようなこの世界で、マンタイ・クラはフィクションというもう一つのパブリック・レルムを対象とすることで、観るものの直感と想像力に働きかけ、「人間のこの世界における存在を再確認」する。(編)
アーキペラゴ──孤島の建築
難民裁判所
ヴァージニア──文学上の女性を題材にした4つの住宅
アザー・ハウス
エッセイ:
島々は永遠に
マーク・リー
ステラの部屋
オデ・ト・オオサカ
後奏曲
フェンス
台北ブッククロッシング
エッセイ:
ウィルフル・キャラクター
マーリン・ヘイマン
アッカルヴィク・ロードサイド休憩所
ポールズブ水力発電所
スクレーダ休憩エリア
ハンブルク・ハウス
ミルベールホルメンの釣り橋
フォアウィック・フェリー・ポート
ウトヤ岸壁の国立追悼碑
国立退役軍人記念碑
哀悼の建物