a+u 2009年7月号 美術館12題 Recent Museums
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表紙: デルガン・マイスル・アソシエイティッド・アーキテクツ設計、ポルシェ博物館。 撮影: ハーサ・ハーナウス。
特集: 美術館12題
カレンツ:
ダニエル・リベスキンドがソウルの新リヴァーフロント地区マスタープラン国際設計競技に勝利
フォスター・アンド・パートナーズがストックホルム・スラッセンのマスタープラン国際設計競技に勝利
ショーンハー・ランドスカブとアデプト・アーキテクツがスウェーデン、ヘルシンボリのH+国際設計競技に勝利
インタヴュー: BIMが建築家にもたらすインパクト
フィリップ・バーンスタイン、オートデスク副社長
エッセイ: 建設不況
ハンス・イベリングス
特集: 美術館12題
本誌では、ほぼ1年に1回のペースで、美術館を特集してきた。この10数年を振り返ると、建築家と美術館運営側とのより密接な協力体制や、アーティストの展示空間への積極的な働きかけなど、新しい動きが見受けられる。一方で、グッゲンハイム美術館ビルバオ(1997年)、ニューヨーク近代美術館の大規模な増改築(2005年)をはじめ、ポンピドー・センターやルーヴル美術館の分館プロジェクトなど、有名美術館の拡張も注目された点といえるだろう。本特集では、最近のもう1つの傾向として、より地域に密着した美術館、あるいは比較的小規模でありながらも特色のある美術館を、ポルシェ博物館など最新プロジェクトとともに収録した。美術館の建つ場所は、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島、ブラジルのポルト・アレグレ、ノルウェーのアルスタハウグ、デンマークのロラン島、英国ウェールズのリシンなど。サステイナブルな素材選び、隣接する建物との共生、ランドスケープに配慮した形態、歴史ある建造物の再生などにとり組んだ美術館である。華やかな建設バブルが去ったあとで、それらは私たちの目にどのように映るだろうか。
デルガン・マイスル・アソシエイティッド・アーキテクツ
ポルシェ博物館
ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン
TEA、テネリフェ・スペース・オヴ・ジ・アーツ
アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ
イベレ・カマルゴ美術館
アドルフ・クリシャニッツ
テンポラーレ・クンストハレ・ベルリン
トニー・フレットン
フュグルザング美術館
アライド・ワークス・アーキテクチュア
ミュージアム・オヴ・アーツ・アンド・デザイン
サージソン・ベイツ・アーキテクツ
リシン工芸センター
スノヘッタ
ペッター・ダス美術館
ダニエル・リベスキンド
ロイヤル・オンタリオ博物館
ノイトリングス・リーダイク・アーキテクテン
アントワープ市歴史博物館
ニエト・ソベヤーノ・アルキテクトス
モーリッツブルク美術館拡張計画
ブルーノ・マデルランド県立エコミュージアム
レポート: 直島諸島: 美術館と地域活性化