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a+u 2010年11月号 ノヴァルティス・キャンパス 2010 Novartis Campus 2010

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a+u 2010年11月号

2,619 税込

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商品コード: 401011 カテゴリー:

日本語 + 英語/152頁/219x292mm/A4変型/平綴じ

電子版
紙版

Content

表紙: ノヴァルティス・キャンパス、2010年。 撮影: 中山保寛/新建築社。

特集: ノヴァルティス・キャンパス 2010

カレンツ:
OMAによるフランス、カーンの新図書館
ポーランドの第二次世界大戦博物館設計競技の勝者が発表

スイス、バーゼルには、夢のような建築のワンダーランドがある。「ノヴァルティス・キャンパス」と呼ばれる多国籍製薬企業ノヴァルティスの本拠地だ。その作品は、ディーナー・アンド・ディーナー、ピーター・マークリ、SANAAなど、『a+u』を含め多数の建築雑誌がとり上げてきた。昨年はラファエル・モネオ、槇文彦などの、今年は谷口吉生、デイヴィッド・チッパーフィールド、安藤忠雄、フランク・O・ゲーリィの建物が完成した。また来年にはアルヴァロ・シザ、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラの建物が竣工を迎える予定だ。錚々たる建築家の参加に裏付けされるように、その建物は、他に類を見ないようなクオリティの高さを実現しているといえるだろう。さらに、広場や道路といった敷地内の隅々にわたるデザインにも隙がない。しかしながらキャンパスは、Expo的な建築のお披露目場所ではないし、もちろんディズニー・ランドのようなテーマ・パークでもない。キャンパスを構成するのはオフィスや研究施設とそこで働く人々だ。ノヴァルティス・キャンパスの敷地は、19世紀から開発が繰り返されてきた、いわゆる工業団地だった。10年前に始まったこの再生計画は、かつての生産拠点を「知のキャンパス」につくり変えるという大きなヴィジョンを背景としている。本号では、それぞれの建築作品を詳細に紹介するとともに、2010年におけるノヴァルティス・キャンパスの全体像をとらえることに努めた。写真は今年7月に新たに撮り下ろしたものだ。参加建築家の1人であり、マスタープランを担当したヴィットリオ・マニャーゴ・ランプニャーニが、全体計画について寄稿している。また、敷地の歴史、ランドスケープ・デザイン、アート、キャンパス全体における環境系の取組みについて、それぞれエッセイとともに紹介する。キャンパスはまだ一部が完成したに過ぎない。建築、ランドスケープ、サステイナビリティを含めた多角的な計画として、今後もさらに展開されていくだろう。ノヴァルティス・キャンパスから、私たちは新しいワークプレイスの可能性をどのように読み解けるだろうか。 (編)

歴史:
エッセイ: ザンクト・ヨハン工場からノヴァルティス・キャンパスへ
ヴァルター・デットヴィラー

マスタープラン:
エッセイ: ノヴァルティス・キャンパスのマスタープラン: 建築的コミュニケーション・デヴァイス
ヴィットリオ・マニャーゴ・ランプニャーニ

ランドスケープ:
エッセイ: ランドスケープ・アーキテクチュア: 通りと広場
ピーター・ウォーカー

新しいワークプレイスとサステイナビリティ:
エッセイ: サステイナビリティ──ノヴァルティス・キャンパス
ロジャー・ミューラー

アート:
エッセイ: バーゼルのノヴァルティス・キャンパスに置かれたアート
ジャクリン・ブルクハルト

建築
マルコ・セラ
ファブリックシュトラッセ2
ディーナー・アンド・ディーナー・アルヒテクテンおよびヘルムート・フェデルレ・アンド・ジェロルド・ワイデリン
フォーラム3
妹島和世+西沢立衛 / SANAA
ファブリックシュトラッセ4
ピーター・マークリ
ファブリックシュトラッセ6
谷口建築設計研究所
ファブリックシュトラッセ10
ステュディオ・ディ・アルキテットゥーラ
ファブリックシュトラッセ12
ラファエル・モネオ
ファブリックシュトラッセ14
アドルフ・クリシャニッツ
ファブリックシュトラッセ16
槇総合計画事務所
スクエア3
デイヴィッド・チッパーフィールド
ファブリックシュトラッセ22
安藤忠雄建築研究所
ファブリックシュトラッセ28
フランク・O・ゲーリィ
ファブリックシュトラッセ15