定期購読の到着が発売日から2日~7日営業日かかっております。ご迷惑をおかけしております。

a+u 2011年4月号 アラップ:サステイナブル・デザインの挑戦 Arup and Sustainable Buildings

au-1104-00

a+u 2011年4月号

2,619 税込

在庫切れ

商品コード: 401104 カテゴリー:

日本語 + 英語/164頁/219x292mm/A4変型/平綴じ

電子版

Content

表紙: アラップ・サステイナブル・ビルディング・ストラテジー6項目の到達目標と達成度を示す円グラフ。

特集: アラップ: サステイナブル・デザインの挑戦

カレンツ:
MoMA / P.S.1およびMAXXI 共催の若手建築家プログラム優勝者発表
BIGがグリーンランドの新国立美術館をデザイン
メイド・イン・アーキテクツが高雄海洋文化ポップ・ミュージック・センター設計競技で優勝

社会的・環境的に大きな影響力をもつ建築の分野において、サステイナビリティの実現は最も優先順位の高い問題の1つといえるだろう。いまや環境やグリーンといった言葉を抜きに建築設計が語られることはほとんどなくなっている。しかし、何をすることが、あるいはどのようにすることが、建設業界において、サステイナビリティの実践になるのかを明確にすることは簡単ではない。本号は、アラップによるサステイナブル・デザインを特集する。アラップは、構造設計とともに環境設計の先駆者として建設業界をリードする、国際的なエンジニア集団だ。拠点は世界30カ国以上、90カ所以上。彼らは、米国のLEED、英国のBREEAM、オーストラリアのグリーン・スター、日本のCASBEEなど、各国の環境性能評価方式に精通しているだけでなく、彼ら独自のサステイナビリティ実践にむけての手法を開発した。その「建物のサステイナブル化」ストラテジーは、二酸化炭素、水、資材、気候変動、コミュニティと環境、建物の運用、という6項目の到達目標をもち、彼らがかかわるすべての建物において、クライアントやデザイン・チームとその考え方を共有している。その戦略と概要については、アリスター・ガスリーのエッセイで詳しく述べられている。各作品に付した円グラフは6項目の到達目標と達成度を示しており、本誌のためにヴィジュアル化したものだ。(格づけの見方は15頁参照)ケース・スタディとして、最近10年の作品を中心に約50件をビルディング・タイプごとに紹介している。併せて、設立者オーヴ・アラップが提唱したトータル・デザインと今日までのとり組み、より広域のマスタープランとコミュニティ、2050年の都市を語るエコロジカル・エイジの建築、の3本のエッセイを収録した。また、巻末にサステイナブル・デザインを読み解くための用語解説をつけた。本号を通して、より具体的、実践的なサステイナブル・デザインを見つめるきっかけになればと思う。アリスター・ガスリーをはじめ、本号のために世界中のアラップのスタッフに協力いただいた。技術用語の日本語解説には東京事務所の方々の力をお借りした。皆さんに感謝している。(編)

エッセイ: サステイナビリティをめざして
アリスター・ガスリー

芸術と娯楽

エデン・プロジェクト
DPIクイーンズクリフ
北京国立水泳競技場
カリフォルニア・アカデミー・オヴ・サイエンス
メルボルン・クリケット・グラウンド
ウエストポート・レイク・ヴィジター・センター
V&A、中世・ルネサンス・ギャラリー

教育と研究

ノッティンガム大学
クレスギ財団
ドルク・ホワイト・ロータス
ガーナ幼稚園
マラウイ・スクール

エッセイ: グローバル企業はいかにして差異をもたらすことができるのか
マーティン・アンスレイン- ヤン

ダーティントン小学校
ジェソップ・ウエスト
アシャラクル小学校
プリンストン大学化学棟
イェール大学森林学部棟
キルシュ環境学センター
スタンフォード大学環境エネルギー棟

エッセイ: アラップとサステイナブル・デザイン
ベン・リチャードソン

住宅

BedZED
アプトン・スクエア、ワン・アース・ホームズ
バラット・グリーン・ハウス
アッパー・ゴータコク・エステイト再開発、2期・3期
サムスン・グリーン・トゥモロー

オフィス(新築、既存)

アラップ・キャンパス第1期 シティ・データ・センター
ハーレクイン1
プランテーション・プレイス
アッセンブリー・スクエア3
ロープメーカー・プレイス
世界自然保護基金本社屋
オーストラリア王立空軍リッチモンド
ザ・シャード(ロンドン・ブリッジ・タワー)
北京ノキアBDAキャンパス
パークヴュー・グリーン北京
ハンター・ストリート39
ジョセフ・ヴァンス・ビルディング
ユニリヴァー・ハウス

エッセイ: インテグレイテッド・アーバニズム
ソフィー・ノーブル、マルコム・スミス

都市計画と旅行

北京国際空港ターミナル3
チューリッヒ空港
サニー・ベイ・ステーション
Low2No アベンゴア・ビシネス・パーク
マジョルカ・ビーチ・フロント

エッセイ: エコロジカル・エイジの建築: 2050年の都市
デクラン・オキャロル、マイケル・ビーヴェン

サステイナブル・デザイン用語集

作品