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a+u 2022年2月号 特集:ベルナルド・バーダー Feature: Bernardo Bader

au-2202-00

a+u 2022年2月号

2,852 税込

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商品コード: 402202 カテゴリー:

日本語 + 英語/192頁/219x292mm/A4変型/平綴じ

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紙版

Content

『a+u』2月号はベルナルド・バーダーを特集する。バーダーはオーストリアの美しきフォアアールベルクに生まれ育ち、2003年に設計事務所を設立、彼の地を遠く離れることなく設計を行なってきた。ブレゲンツァーヴァルトの村々と谷を舞台に、バーダーは優れた作品群を次々につくりだしてみせる。自邸「沼地のそばの住宅」のためには60本のトウヒ、モミ、ニレの木々が伐採されたが、これらは余すところなく構造体、壁、家具など、建物へと変換された。現場で採掘された土は固め、乾燥され、煉瓦として使われた。この「実行」することの価値、すなわち献身からくる説得力は地域の特質をよく象徴している。バーダーの建物は一見するとありふれてみえるかもしれない、はるか昔からそこにあるのだと。しかし、よく見れば同時代性や明るさ、新しさを醸しだしていることがわかるだろう。巻頭エッセイでアーノ・リッターは、バーダーの建物を体験することを記して、「地域の歴史との対話、各クライアントの物語への応答」そして「ランドスケープや建築の文脈への呼応」を感じることであると述べている。さらにフロリアン・ザウターによれば、バーダーは「美学的な意味」を求めるのでなく、「よけいなものや些末なものをひとつひとつ削ぎ落とし、必要不可欠なものだけに絞り込んだ」結果つくりだされた「静謐で明快」ともすれば「アノニマス」な建築を目指している。敷地広域をとらえた写真や詳細図面などとともに16作品を掲載、バーダー作品の場所性やその質を紹介する。 (編)

エッセイ
日々の詩情の上に
アーノ・リッター

沼地のそばの住宅 
イスラム墓地 
草原の家 
カルトシュミーデンの住宅 
スシ・ヴァイゲル幼稚園 
ショープファッカーの住宅 
スキー・ロッジ・ウルフ 
シュタインベルク村の家 
ダック・クリークの子どもの家 
ザルゲンロイト礼拝堂 
シュトゥルヒャーヴァルトの家 
クロスターガッセ・スタジオ 
山岳スポーツ・センター 
イグラッセ・ハウス 
ライヒスホーフ・スタジアム 
ライン橋アウ=ルステナウ 

エッセイ
批判的明快さ 
フロリアン・ザウター

追悼: 
リチャード・ロジャース(1933~2021)